IK Multimedia iLoud Micro Monitor(アイケーマルチメディア アイラウド マイクロモニター)は、極めてポータブルなエンクロージャーにも関わらず、クリアな音質で50W RMSの高出力を実現した世界クラスのアクティブ・スタジオ・リファレンス・モニターです。ウーファー、トゥイーターそれぞれを独立したアンプで駆動するバイアンプ設計により、音楽制作、アレンジ、ミックス時にもお使いいただける、正確でリニアな周波数特性を実現しています。
1. ミニマムクラスのリファレンス・モニター・システム
リニアな周波数特性。色づけされていないサウンド。透明感のあるクリアな音質。余裕のあるヘッドルーム。どれもスタジオ・リファレンス・スピーカーに求められる、欠かせない要件です。なるほど、確かにそれなりのサイズとプライスのスタジオ・モニターならこれらの要件を実現しています。しかしながら、狭いデスクトップでも容易に設置可能なサイズのスピーカーとなるとどうでしょう?容易に持ち運び可能なコンパクト・サイズのスピーカーでは?
そうしたニーズにお応えできるのが、ミニマムクラスのアクティブ・スタジオ・リファレンス・モニター、iLoud Micro Monitorです。色づけの無い極めて正確な周波数レスポンスを実現したiLoud Micro Monitorは、狭いデスクトップの音楽制作環境からツアー中のホテルまで、さまざまな環境でスタジオ・クオリティのモニタリング環境を実現してくれます。
2. 設置面積を抑えながらもIK伝統のハイ・パワー
IKのBluetoothスピーカーのiLoudが発売された時、ポータブル・スピーカーの業界スタンダードが変わったと言っても過言ではでしょう。iLoud Micro Monitorは、この伝統を確かに受け継いだ進化形です。極めてコンパクトなそのエンクロージャーから予想もできないほどの、透明感のあるクリアなサウンドで、なおかつハイ・パワーの出力を誇ります。
iLoud Micro Monitorには、カスタム・メイドの複合素材によるしっかりとした材質の3インチ・ウーファー、3/4インチのシルク・ドーム・トゥイーターが搭載され、計4つの超高能率のクラスDアンプで駆動されています。合計50W RMSというクラスを超えた余裕のあるパワーと入念に設計された前面のバスレフ・ポートにより、どこまでも透明に澄み切った高音域、濁りのない鮮明な中音域から、55Hz(-3dB)までの驚くほど豊かな低音域まで、リニアな周波数特性であなたのサウンドを再生してくれるのです。
3. 驚くほど透明で明瞭なサウンド
iLoud Micro Monitorで音楽を再生すると、まずはそのサウンドの明瞭さに驚かされることでしょう。その秘密は、内蔵された56-bit DSPによる位相、周波数特性のコントロールにあります。長年に渡るIK Multimediaのフィルター開発において培われた技術を基に、入念にデザインされたクロスオーバーの設定、ウーファー、トゥイーター、それぞれから発せられるサウンドが聴く人の耳に届くタイミングをコントロールするタイムアライメントの処理が、このDSPテクノロジーで実現されています。これまで小さなスペースでは不可能と考えられていた正確な位相、定位と、リニアな周波数特性を実現したのです。
4. 小規模スタジオに最適
大抵のホーム・スタジオは、理想的なワーク・スペースからすれば小さく、ベッドサイドの壁に沿って置かれた机の上に、すべての機材が設置されている、などといった状況もしばしばです。大抵のモニター・スピーカーはこうした作業環境を意図して設計されたものではありません。そしてその結果、ブーミーで、ぼやけた不鮮明なサウンドになりがちです。
横幅9 cm、奥行き13.5 cmのiLoud Micro Monitorならば、こうした環境に設置しても作業スペースを犠牲にすることはありません。加えて、内蔵DSPをコントロール可能な3つのEQスイッチを備えており、設置される環境にあわせてサウンドを最適化することができます。デスクトップ設置時に机の上に置かれたさまざまな物による音の乱反射を補正するDESKTOPモードの他、低域、高域の補正を行う3つのEQスイッチが装備されています。
iLoud Micro Monitorの底面に装備されたスタンドにより、2段階の角度調節が可能です。耳の位置よりも低い場所に設置するときは、このスタンドを立てて、ウーファーとツィーターのサウンドがクロスオーバーする「スィート・スポット」を、あなたの耳の高さにあわせることができるのです。すなわち、ボーカルやギターなど、より鮮明な中音域を聴くことができるのです。